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感動寿命記事

先輩パパ・ママ800人調査|成長とともに変わる、親子の時間と関わり方

2026.04.27

子どもの成長で変わる親子の関わり方のMV

子どもと一緒に感動できる時間は、思っている以上に限られています。
けれど、その価値は、単に「長さ」や「回数」だけで決まるものではありません。
どんな瞬間に心が動き、どんな体験が、あとからふと思い出されるのか。
親子の時間は、子どもの成長とともに、そのかたちを少しずつ変えていきます。
今回は調査をした先輩パパ・ママ800人のうち、幼稚園・保育園児(未就学期・3歳)から小学校6年生の子どもがいるパパ・ママ590人の調査結果を手がかりに、子どもの成長段階に照らしたとき、親子の時間や体験の見え方が、どのように変わっていくのかを見ていきます。
数字の背景にある親たちの思いや選択に目を向けながら、自分や家族にとって、どんな時間や思い出を大切にしていきたいのか。
そのヒントを見つけていただくことが、本記事のねらいです。

親子の時間の使いどころは、子どもの成長とともにどう変わる?

子どもの成長にあわせて、親子で過ごす時間のあり方は、少しずつ変化していきます。
ご家庭の状況や価値観によって違いはありますが、年齢ごとに見ていくと、多くの家庭に共通する傾向が見えてきます。

親子の過ごす時間の変化を、体験・選択・応援の3要素でまとめた図

子どもが小さいうちは、親子で同じ体験を共有する時間を比較的つくりやすい一方で、成長するにつれて、子どもの興味や関心に合わせた関わり方へと移っていきます。
やがては、親子で一緒に過ごす時間そのものに加え、子ども自身の活動や挑戦を、少し距離を取りながら見守り、応援することが中心になっていくでしょう。
そうした変化を見据えながら、
「今、親子でどんな時間を大切にしたいのか」
「これから、どのように関わっていきたいのか」
を考えてみることが、これからの親子の時間をより豊かなものにしてくれるのかもしれません。

「今この瞬間」を一緒に過ごしやすい時期

ここからは、子どもの年代別にパパ・ママがどんな時間や体験に心を向けてきたのかを、調査結果を手がかりに見ていきます。
調査では、「お金をかけているもの」「本当はもっとお金をかけたいもの」を聞いていますが、それは単なる支出の話ではありません。
その時期、親がどんな体験を大切にしたいと感じていたのかを映し出すものでもあります。

はじめに取り上げるのは、幼稚園・保育園児(未就学期・3~6歳)の子どもがいる家庭の声です。
親子で過ごす時間を比較的確保しやすいこの時期、どんな瞬間に心が動き、どんな時間を「大切にしたい」と感じていたのか。
調査結果から、その輪郭をたどっていきましょう。

3~6歳(未就学児)の子どもがいる家庭の子ども関連費用の現状と、理想としてもっと投資したい費用の項目を比較した一覧図

調査結果のポイント

未就学期の家庭では、子どもとのお出かけやレジャーなど、親子で同じ時間を共有できる体験に意識が向きやすいことが、調査結果からうかがえます。
一方で、将来を見据えた備えに関する項目も上位に挙がっており、この時期からすでに、
「今、この瞬間」と「これから先の時間」その両方に目を向けようとする意識が芽生えている様子も見て取れます。
未就学期は、目の前の成長を楽しみながら、同時に少し先の未来を思い描き始める――
そんな時間でもあるのかもしれません。

データに表れた親子の変化

未就学期は、子ども自身の予定がまだ多くないこともあり、多くの家庭が「今この瞬間」を親子で一緒に味わうことに価値を感じている様子が見えてきます。
その一方で、今すぐに形になる体験だけでなく、これから先の成長や変化を支える時間についても、少しずつ意識が向き始めていることが、調査結果から読み取れます。
将来まで記憶に残るかどうかよりも、まずは親子で同じ時間を過ごし、同じ気持ちを感じること。
そして、その延長線上にある「これから」を、静かに思い描き始める時期だといえそうです。

これからの選択を考えるために

最近、親子で過ごした時間の中で、あとから思い返して、ふっと心が温かくなった瞬間はありましたか?
子どもと過ごす日々の中には、その場では何気なく過ぎていっても、あとになって親の心にそっと残り続ける時間がたくさんあります。
今この瞬間を一緒に楽しむこと。そして同時に、この先どんな時間を重ねていきたいのかを、少しだけ思い描いてみること。
「今」と「これから」を行き来しながら考えていくことが、未就学期の親子にとって、自然な時間の向き合い方なのかもしれません。

体験が「選ぶもの」へと変わり始める分岐点となる時期

次にご紹介するのは、小学校1〜3年生の子どもがいる家庭の声です。
学校生活が始まり、子ども自身の世界が少しずつ広がっていくこの時期、親子での体験のあり方にも、変化が表れ始めます。
「すべてを一緒に体験する」段階から、どんな時間を選び、どう関わるかを意識する段階へ。
親子の時間は、少しずつ“選択”をともなうものへと移り変わっていきます。

小学校1~3年生の子どもがいる家庭の子ども関連費用の現状と、理想としてもっと投資したい費用の項目を比較した一覧図

調査結果のポイント

小学校低学年になると、親子で一緒に過ごす時間に加えて、子ども自身が関心をもつ活動や取り組みにも、意識が向き始める様子が調査結果からうかがえます。
目の前の体験を楽しむ時間と、子ども自身の世界が広がっていく流れのあいだで、親の関わり方や、時間の使い方を少しずつ調整し始める家庭が増えてくる時期だといえそうです。

データに表れた親子の変化

家族でのお出かけやレジャーなど、親子で共有する時間が引き続き大切にされる一方で、学校や友だち、習い事など、子ども自身の予定が少しずつ増えていくのも、この時期の特徴です。
調査結果からは、未就学期と比べて、目の前の体験だけでなく、この先の成長や時間にも意識が向き始めている様子がうかがえます。
小学校低学年は、「やりたいことをすべて叶える」時期から、親子で話し合いながら、大切にしたい時間を選び取っていく時期へと移っていく──
そんな分岐点にあたる時期だといえるでしょう。

これからの選択を考えるために

「これからも大切にしてほしいこと」と、「今の時期だからこそ味わえること」。
小学校低学年は、その両方が少しずつ見えてくる時期です。
どちらか一方を選ばなければならない、ということではありません。
家庭ごとの価値観や日々の過ごし方に合わせて、どんな時間を重ねていきたいかを考え始めることそのものが、この時期ならではの変化なのかもしれません。
今しかできないことと、これから先も続いていくこと。そのあいだを行き来しながら、親子にとって心地よい選び方を、少しずつ見つけていく――
そんな時間が増えていく時期だといえるでしょう。

関わり方が、「共有」から「応援」へ移っていく時期

次にご紹介するのは、小学校4〜6年生の子どもがいる家庭の声です。
子どもの自立が進み、親子で同じ体験を共有する時間は少しずつ減っていきます。
その一方で、習い事や部活動、学習など、子ども自身が選び、取り組むことを見守る場面が増えていくのも、この時期の特徴です。
親子の関わり方は、静かに次の段階へと移っていきます。

小学校4~6年生の子どもがいる家庭の子ども関連費用の現状と、理想としてもっと投資したい費用の項目を比較した一覧図

調査結果のポイント

調査結果からは、小学校高学年になるにつれて、子ども自身の取り組みや、これからの成長を意識した関わり方に、関心が向きやすくなっている様子がうかがえます。
一緒に過ごす時間を重ねる関わり方から、少し先の時間を思い描きながら寄り添う関わり方へ。
親のまなざしが、目の前からその先へと広がっていく時期だといえそうです。

データに表れた親子の変化

子どもが成長するにつれて、親が感じる手応えや喜びのあり方は、「親子で同じ体験をすること」から、子どもの挑戦を、少し離れた場所から見守ることへと変わっていきます。
小学校高学年は、部活動やテスト、友人関係など、子ども自身の予定が増えることで、親子で過ごす時間は限られていきますが、その分、ふと生まれる共有の時間を、より大切に感じやすくなる時期でもあります。

これからの選択を考えるために

子どもが夢中になっていることや、「これを頑張りたい」と話してくれる気持ちに、親としてどのように寄り添っていきたいでしょうか。
すべてを一緒に経験することはできなくなっても、子どもを信じ、応援する関わり方は、
この時期ならではの大切な役割です。
一緒に過ごす時間が少しずつ変わっていくからこそ、どんな距離感で、どんな思いを込めて見守っていくのか。
そのようなことを考え始めること自体が、親子の関係が次の段階へ進んでいる証なのかもしれません。

子どもの成長を実感したエピソード

【エピソード】※アンケート調査の回答より要旨を抜粋

  • 家族でキャンプに行ったとき、夕ご飯を積極的に作ってくれた
  • 自分の好きなおやつを親にも分けてくれる
  • 興味のある分野について、自分から調べて学ぶようになった
  • いつの間にか、親よりも得意なことが増えていると感じた
  • 自分や家族のことを、大切に思っている気持ちを言葉にしてくれた

こうした声から伝わってくるのは、目に見える成果そのものよりも、ふとした場面で気づく、小さな変化や成長に、多くのパパ・ママが心を動かされているということです。
一緒に過ごした時間や、選んできた関わり方は、すぐに結果として表れるものばかりではありません。
それでも、あとから振り返ったときに、「あの時間があったから」と思える瞬間が、少しずつ積み重なっていくのかもしれません。

まとめ

子どもとの時間の重ね方に、ひとつの正解があるわけではありません。
大切なのは、その選択が「自分や家族にとって、どんな時間を大切にしたいか」という思いに沿っているかどうかです。
一緒に感じる時間があり、何を選び、どう続けていくかを考える時間があり、やがては、少し距離を取りながら見守る時間が増えていく。
そうした選択の積み重ねが、数年後に振り返ったときの「これでよかった」という納得感につながっていきます。
子どもと過ごせる時間は、思っている以上に限られています。
だからこそ、心が動く体験を選び取り、重ねていくこと。それが、親子それぞれの「感動寿命」を育んでいくために今だからこそできる、大切な選択なのかもしれません。

親子の時間や関わり方を考えたうえで、「実際に、どこにお金を使ってよかったのか」を知りたい方は、先輩パパ・ママ800人の振り返りをまとめたこちらの記事も参考になります。

▶「あのタイミングで使えばよかった…」を防ぐ。子育てのお金の使いどき|先輩パパ・ママ800人の本音

【調査概要】

調査タイトル
子育てにおけるお金の使い方と価値観に関する調査
調査対象
未就学期(3歳以上)〜中学生の子どもをもつ親(20~59歳)
調査期間
2026年1月22日~1月26日
調査方法
インターネット調査
調査地域
全国
有効回答数
800人
内訳 合計
幼稚園・保育園児(未就学期・3〜6歳)の親 195人
小学校1〜3年生の親 196人
小学校4〜6年生の親 199人
中学校1~3年生の親 210人
800人

調査協力会社:ネオマーケティング株式会社

※各グラフの横軸に記載の項目詳細は次のとおりです。

項目 概要
食費 子どもの食事にかかった費用。
被服費・美容費 子どものための被服購入や美容にかかった費用。
お出かけ・レジャー 子どもとのお出かけやレジャーにかかった費用。
趣味・娯楽 子どもの趣味・娯楽費・お小遣いなど、子どもが好きなことにかかった費用。
部活・習い事 部活の用具・遠征費や、習い事(水泳、英会話、ピアノなど学習以外)の月謝および関連費用。
学習費 塾・学習教室・家庭教師、通信教育などにかかった費用。
学費・授業料 学校関連費用。
学校関連費 制服・文房具・教材・行事などにかかった費用。
医療費 通院・薬剤などにかかった費用。
貯金・投資・保険 子どものための貯金・投資・保険(学資保険など)。
その他 上記以外の費用。

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